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"Winners take all" Nature 4/16/2010 (Fri.)

最近Natureなどトップ科学学術誌が日本の科学政策を取り上げているを良く見かける。
少し前には鳩山首相の顔写真付きでNatureだかScienceに取り上げられていた。
内容は仕分け作業で科学関連の研究費が削られたことについて。

今回Natureで取り上げられていたのが、「先端研究助成基金」("Winners take all" Nature 464, pp.957 (2010))。
総額1000億円の研究費を30人の優れた研究者に配分するというものだが、Natureは基金そのものに対して疑問を呈していた。

配分者がノーベル賞受賞者や世界的に有名な科学者たちで、今回のような大きな研究費を配分しなくとも他の競争的資金を獲得し、優れた研究を続けられると思われる人たちばかりというのがその理由。電子顕微鏡の開発のように研究の性質上莫大な研究費がかかるものは例外として、その他の人たちはそもそも今回のような莫大な研究費が必要なのかさえ疑問とまで述べている。

今回配分が決まったような大御所の研究者よりは斬新なアイデアを持っているが研究費がなくて実行に移せないような人に配分すべきだというのが言い分。ごもっとも。
キーワードはCreative。

おまけだが、2009年の日本の競争的資金は国の科学研究費全体の13.8%とのこと。これでも2002年の8.9%からは上がったらしい。

ということは、残りの85%強はトップダウン方式で配分されるということ?
すごい事実だ。

米国の場合の具体的な数値は書かれていなかったが、日本よりも競争的資金の割合がかなり高いとのこと。つまり国の科学研究費の多くが競争的プロセスを経て配分されるということ。それはそんな気がする。

ちなみに同じ号のNatureによると、まだ企業による研究者の雇用状況は改善していないとのこと。最近ようやく安定してきたが、新たな雇用にまでは踏み出していないとのこと。
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プロフィール

Green card holder

Author:Green card holder
2008年春
日本で博士号を取得。東海岸にある大学のポスドク(博士研究員)として渡米。Jビザ。雇用形態:単年契約(研究成果と研究費の残高によって契約更新可)

2009年秋
二年目の契約が切れる前に、米国にある企業の研究職を目指した就職活動を開始するが採用までこぎつけられず。

2010年
ポスドク三年目突入。就職の際の保有ビザの重要性を痛感しグリーンカード(永住権)取得。

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